慢性的に責められているような感覚や罪悪感がある方へ 

自分をゆるせている?

「何をやっても、何をしてても責められている気がする」「存在に引き目を感じ、罪悪感がある」

とてもお辛いですね。呼吸を止めがちになり、ふとした時に重く深いため息が出たり、罪悪感で心が重く、何をしても楽しめず、じっと罪悪感に耐えてこられたのかもしれませんね。

慢性的に何かから責められているような感覚を持ち、ただ生きているだけで漠然とした罪悪感を抱えている方は、もしかしたら、自分で自分のことを赦せていないのかもしれません。

何かをしてしまったことで、今でも自分をせめ続けていることもありますし、

もしかしたら「愛されなかったありのままの自分」を赦せないのかもしれません。

良い子の罪悪感

幼少期にありのままの存在を認めてもらえず、無視や否定をされてしまったことで傷を背負い、その悲しい傷からできたつらい価値観(ビリーフ)で今でも親や他人の機嫌や苦悩を自分のせいだと思い込んでしまっているのかもしれません。

例えば

当時のあなたは、「いい子にしていたらきっとお母さんもお父さんも笑ってくれる!」そう純粋にまっすぐに信じて、いい子でいることを頑張り続けてきたかもしれませんね。

そしていつの日か、お母さんもお父さんも機嫌が悪いままなのも、ずっとつらそうで笑顔をむけてくれないのも、「自分がいい子でないからなんだ」と自分を責めるようになってしまったのかもしれませんね。

お母さんお父さんがつらそうにしていたのはあなたの存在が悪いわけでなく、何か事情があったのです。

そしてお母さんの機嫌はお母さんの責任で、お父さんの機嫌はお父さんの責任なのです。

だけどもお母さんお父さん想いのあなたは、すべてを背負って自分がダメだからと自分を責め、自分の存在自体を嫌うようになったのかもしれません。

大人になっても苦悩する

当時の心の傷からできた思い込み(ビリーフ)があるがために、無意識的に「自分のせい」を探してしまっているのかもしれません。

例えば

上司や友人、パートナーが不機嫌そうな顔をしていると「私のせいで…」と無意識レベルでも意識レベルでも自分と結びつけてしまい、自分を責め、罪悪感でいっぱいになってしまいます。

そして、このようになんでも「自分のせい」にしてしまうと「誰かのせい」にしたい人が寄ってきてしまいやすくなります。

悲しいことに、「あなたのせい」にするために近づいてきた人は、あなたを大切にはしてくれません。

そのためたくさんの苦悩が生まれ対人関係に疲れてしまいます。

「私のせい」を癒す

あなたが背負ってきた「私のせい」はお母さんやお父さんを愛するがゆえのことでしたね。

小さい体でたくさんのことを背負ってきましたね。

大人になったあなたが

その暖かいあなたの愛情を認めてあげましょうね。

背負って生きてきた自分の強さを認めてあげましょうね。

とっても大きな努力を認めてあげましょう。

大好きなお母さんとお父さんの力になりたかった頑張り屋さんの自分を認めてあげましょう。

当時は無力と感じ、無力な自分を赦せなかったかもしれませんが、小さなあなたの問題ではなかったのですよ。

あなたが当時欲しかった結果を得られなかったのは、あなたが原因ではなかったのですよ。

あなたは何も悪くなかったのです。

自分の人生をかけて背負ったのです。

もう自分を赦してあげましょうね。